15巻8号

2016年8月25日発行

オンラインISSN 1347-4448,印刷版ISSN 1348-5504
発行 特定非営利活動法人グローバルビジネスリサーチセンター(GBRC)

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< 査読つき研究ノート(オープンアクセス) >

ブラジル自動車産業の概括的検討―市場・生産規模は大きいが、国際競争力が脆弱

塩地洋, 富山栄子

pp. 389-410

ブラジルは自動車市場としては世界4位の大きな市場であり、生産台数でみても7位の国であり、しかもメキシコやタイと並んで輸出の大きい国である。しかしその輸出台数の大半はメルコスール国向け輸出であり、先進国に対する輸出競争力はまったくない。国内生産は過度に国内市場とメルコスール国に依存している。国内市場への依存度が高く、なおも輸出比率が低いという点は、中国やインドと類似している。
キーワード:ブラジル自動車産業、メルコスール、BRICs

塩地洋, 富山栄子 (2016)「ブラジル自動車産業の概括的検討―市場・生産規模は大きいが、国際競争力が脆弱」『赤門マネジメント・レビュー』 15(8), 389-410. doi: 10.14955/amr.150801

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< 経営学輪講 >

製品開発における知識セットのコア硬直性―経営学輪講 Leonard-Barton (1992)

黄巍, 福島洋佑

pp. 411-420

Leonard-Barton (1992) は、企業に競争優位をもたらす「コア能力」の裏側にある「コア硬直性」の存在を指摘し、四つの次元からなるフレームワークを用いて分析を行った論文である。しかしながら、多くの後続研究では「コア硬直性」を単なる能力の負の側面として捉えてしまっており、その背後にある分析フレームワークについては言及されていない。そこで本稿では、まず、Leonard-Barton (1992) の解説を行い、コア硬直性の理論的な意義を改めて検討する。その上で、コア硬直性の貢献と限界を明らかにする。
キーワード:ナレッジ・マネジメント、製品開発、コア能力、コア硬直性

黄巍, 福島洋佑 (2016)「製品開発における知識セットのコア硬直性―経営学輪講 Leonard-Barton (1992)」『赤門マネジメント・レビュー』 15(8), 411-420. doi: 10.14955/amr.150802

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< ものづくり紀行  第九十六回>

Come! 「ものづくり」 in India (下)兆候から見るインド社会とオートエキスポの変化

伊藤洋, 横澤公道

pp. 421-438

伊藤洋, 横澤公道 (2016)「Come! 「ものづくり」 in India(下)兆候から見るインド社会とオートエキスポの変化」『赤門マネジメント・レビュー』 15(8), 421-438. doi: 10.14955/amr.150803

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