研究テーマ
 研究テーマ

 1998〜2003 テレビゲーム産業研究プロジェクト

 2003〜2008 デジタル化がコンテンツビジネスに及ぼす影響の研究

 2009〜2011 コンテンツ産業における「生産する消費者」/CGM研究

 2010〜現在 アジアにおけるコンテンツ産業研究

 2013〜現在 モバイルゲーム産業研究

 現在の研究活動

モバイルゲーム産業研究

調査趣旨

 IT技術の利用がもたらす企業行動、製品サービスの変化は、将来、経済社会全体に浸透するであろう。 だが、現時点ではまだ、ソフトウェア、Webサービスといった一部の分野に顕著に見られる。 そこで、本研究は、製品サービスの変化が顕著に見られる萌芽的な事例として、モバイルゲームを取り上げ、集中的に研究を進めていく。 研究に当たっては、モバイルゲームの開発と運用のマネジメント、デザイン活動のマネジメント、IT分野でのイノベーションを実現する組織能力などを探索的に明らかにしていく。

アジアにおけるコンテンツ産業研究

調査趣旨

 現在のコンテンツ産業(ゲーム、アニメーション、映画など)は国内のみで完結することはなく、海外との連携が不可欠になっている。 連携のあり方は、単に市場を求めてコンテンツを輸出するだけに留まらず、コンテンツの制作、流通など多岐にわたるものとなってきた。 そしてこの流れは、インターネットの力によって、国境を越えて様々な情報が行き交うことに後押しされ、ますます加速している。
 このようなコンテンツ産業に海外との連携の強まりは、数年前まではアメリカやヨーロッパ諸国が中心に論じられてきた。 しかしながら、近年は中国、韓国などのアジア圏の諸国が、様々な分野で台頭してきている。たとえば、過去においては、「日米欧」が 中心であったゲーム産業においても、アジア圏の市場、企業の隆盛が目立ち、日本企業も変化に対応すべく、施策をとっている。
 この時代の変化をうけ、我々コンテンツ産業研究会では、アジア圏におけるコンテンツの市場と企業の関わりについて知見を深めるべく、 「アジア圏におけるデジタルデジタルコンテンツ市場の成立可能性」という研究テーマを設定し、調査を開始することとした。 この研究テーマに則って、第一段階の調査目標としては、探索的な調査によって日本企業の現状を把握することを設定する。

これまでの活動

上海アニメーション産業調査

 2010年3月に中国・上海地域のアニメーション産業関連組織、企業の訪問調査を実施しました。
 研究会メンバーで訪問した復旦大学上海視覚芸術学院のウェブサイトに、写真入りの記事が掲載されました。
 ■ 記事はこちら(中国語)※リンク切れ
 ■ 復旦大学

九州ゲーム産業クラスター調査

 2011年3月に九州・福岡地域のゲーム産業関連組織、企業の訪問調査を実施しました。
 本調査の成果を、MMRCディスカッションペーパーとして公開しました。
「福岡のゲーム産業における産業集積とイノベーションの可能性に関する調査報告書」MMRCディスカッションペーパーNo.379


 これまでの研究成果

テレビゲーム産業研究プロジェクト(1998〜2003)

 本研究会の前身となるテレビゲーム産業研究プロジェクトの研究成果は、新宅純二郎・田中辰雄・柳川範之編『ゲーム産業の経済分析―コンテンツ産業発展の構造と戦略』(東洋経済新報社)にまとめられております。




 上記書籍以外にて発表した研究成果について、テレビゲーム産業研究会のウェブサイトに掲載されております(一部については、pdf形式でダウンロード可能です)。


デジタル化がコンテンツビジネスに及ぼす影響の研究  

 本研究会の2003年〜2008年にかけて行った研究の成果は、新宅純二郎・柳川範之編『フリーコピーの経済学―デジタル化とコンテンツビジネスの未来』(日本経済新聞出版社,2008年)にまとめられております。
■ 日本経済新聞出版社の紹介ページ


 また、2005年3月に公開シンポジウム『コンテンツ・ビジネスの未来―競争力を高めるための組織・人・ビジネスモデル』を開催しました。報告内容については、有料でありますが、オンラインジャーナルの『赤門マネジメント・レビュー』にて公開されております。

「コンテンツ・ビジネスの未来 第一回」
「コンテンツ・ビジネスの未来 第二回」
「コンテンツ・ビジネスの未来 第三回」
「コンテンツ・ビジネスの未来 第四回」
「コンテンツ・ビジネスの未来 第五回」


コンテンツ産業における「生産する消費者」/CGM研究

 (財)電気通信普及財団より研究助成を受け、2009年から2011年にかけ、インターネットの動画配信サイトなどを活動の場とした創作活動の調査・分析を行なった研究です。
 成果は電気通信普及財団「研究調査報告書」第25号、第26号に掲載されています。


「デジタル化がもたらすコンテンツ業界全体の転換に関する、生産・流通・消費の一貫研究―音楽業界における消費者調査から」

「デジタル化がもたらすコンテンツ業界全体の転換に関する、生産・流通・消費の一貫研究―消費者の生産活動におけるインターネットの役割」



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