GBRCニュース   2014.06.09

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今週のABAS新刊
 Takahashi, N., Ohkawa H., & Inamizu, N. (2014).
 Spurious correlation between self-determination and job satisfaction.
 
新生ABASは、隔週刊で論文をリリースしています。
ABASの日本語サイト」からダウンロード可能です。
http://www.gbrc.jp/journal/abasjp/
 
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Takahashi, N., Ohkawa H., and Inamizu, N. (2014).
Spurious correlation between self-determination and job satisfaction:
A case of Company X from 2004-2013.
Annals of Business Administrative Science, 13, 243-254.
doi: 10.7880/abas.13.243 (forthcoming).
Download (Available online June 8, 2014)
 
日本のほとんどの大企業では、正社員は、いわゆる終身雇用制と年功賃金制の下
で働いているが、このようなあまり成果給的要素のない条件下では、内発的動機
づけがストレートに観察できるはずである。そこで、X社について毎年度1回の
ペースで行なわれてきた全数調査「X調査」の10年間で計13,019人のデータに基
づいて、自己決定の感覚が高まると、職務満足も向上するというDeci (1975)
仮説の検証を行なう。その結果、自己決定度と満足比率の間には強い線形の関係
が見られた。しかし、職種・職位によって、自己決定度の変動の帯域がほぼ決
まっていることも明らかになる。このことは、自己決定度と満足比率の間の関係
が疑似相関である可能性が高いことを示している。
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とりあえず論文の内容を日本語で紹介しますが、著者本人による公式の要約では
ないので、ご注意ください。正確に内容をお知りになりたい方は、ぜひ英語の論
文をダウンロードして、読まれることをお勧めします。なお、お気づきではない
かもしれませんが、英語版のサイトもあります。
http://www.gbrc.jp/journal/abas/index.html
 
ABASに掲載された論文の最終バージョンは、DOIを付与して2ヶ月に1号のペース
でまとめて、独立行政法人科学技術振興機構(JST)の電子ジャーナル・サイト
J-STAGEに登載され、Google Scholarにもデータが提供されます。
http://www.jstage.jst.go.jp/browse/abas/
 
またABAS掲載論文は、学術雑誌論文を中心とした学術情報を検索して利用でき
る世界的なオンライン・データベースEBSCO host (有料)にも逐次収録されて、
全文ダウンロード可能です。

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