GBRCニュース   2024.01.01

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『赤門マネジメント・レビュー』Vol.22, No.6発行!! 

 

AMRのツイッターアカウント http://twitter.com/akamonmr

 

『赤門マネジメント・レビュー』(AMR)は、J-STAGEで、偶数月25日発行のオープ

ン・アクセスの隔月刊誌です。

https://www.jstage.jst.go.jp/browse/amr/-char/ja/

また、早期公開もしております。J-STAGEの「早期公開」(Advance Publication)

は、巻・号・ページ等の書誌情報が未確定の論文を公開できる機能です。早期公

開版も本公開版も同じDOIが付与され、同一の論文として扱われ、Google Scholar

にもデータが提供されます。早期公開された論文は2ヶ月に1号のペースでまとめ

て、巻・号・ページ等を確定してからJ-STAGEで本公開されます。

 

ということで、1225日に、

『赤門マネジメント・レビュー』(AMR) Vol.22, No.6が発行されました。

 

バックナンバー検索が便利な

http://www.gbrc.jp/journal/amr/index.html

も、まだ生きています。

 

目次は下記の通りです。もちろん、無料コンテンツです。

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〈査読つき研究論文〉

軸屋 泰隆, 山田 仁一郎

「アントレプレナーのストーリーテリング: 研究パラダイムの差異と反復を超えて」

2023 22 6 pp. 209-230

https://doi.org/10.14955/amr.0221203a

 

 

「アントレプレナーのストーリーテリング」の研究は、今世紀に入ってから注目され

始めた比較的新しい研究分野である。「アントレプレナーのストーリーテリング」の

研究は、テーマや手法、研究が実施された地域に多様性があり、それ故、研究者が立

脚している研究パラダイムも多様である。本稿は、「アントレプレナーのストーリー

テリング」の先行研究をシステマティックレビューの方法論的アプローチによって概

観し、これまでの研究潮流と今後の研究の方向性を探るものである。

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〈経営学輪講〉

會澤 綾子

Zooming in習慣の概念から考える組織ルーチン:

経営学輪講シリーズ「組織ルーチンはどのように創られ、維持され、変化するのか

Howard Grenville et al. (2016)」」

2023 22 6 pp. 231-246

https://doi.org/10.14955/amr.0230911a

 

本稿は、Howard-Grenville et al. (2016) の第4章「習慣の多面性:ルーチン論へ

の示唆」を紹介したものである。第4章は、組織ルーチンを構成する行為者の習慣に

焦点を当て、習慣には機械的に行われるものばかりでなく、より有機的な活動が存在

することを提言する。行為者の熟考と、状況の変動性という二軸を用いて、習慣を類

型化したうえで、組織ルーチン論への示唆を行っている。本稿では、第4章の概要を

紹介したうえで、第4章の著者であるTurner and Cacciatoriの考察の背景、および

残された課題を論じる。

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