
![]()
『赤門マネジメント・レビュー』Vol.15, No.9 発行!! ■AMRのツイッターアカウント http://twitter.com/akamonmr
予定通り、9月25日に
『赤門マネジメント・レビュー』(AMR) Vol.15, No.9が発行されました。
http://www.gbrc.jp/journal/amr/index.html 目次と要約は下記の通りです。すべて無料コンテンツです。-----------------------------------------------------------------------<査読つき論文(オープンアクセス)>
浜松翔平「顧客追従型転換行動のメカニズム ―固定的取引関係に依存した中小企業の国内拠点の活動転換」pp. 439-452 本研究は、特定の大企業との取引関係に組み込まれたB to Bの中小企業を研究
対象に、海外生産展開が国内生産拡大につながる新たなメカニズムを解明することを目的とする。先行研究では自発型転換行動と誘発型転換行動という二つの転換行動 (天野, 2000) の観点から議論がなされていた。しかし、経営資源が豊
富でなく、新たに顧客獲得を行うことが難しい企業の取りうる転換行動については議論されてこなかった。そこで、特定の大企業との固定的な取引関係に依存した中小企業のケーススタディを実施した。その結果、「顧客追従型転換行動」と呼べる、国内拠点の新たな転換メカニズムが明らかになった。 キーワード:海外展開、国内生産、固定的取引関係、中小企業、 顧客追従型転換行動-----------------------------------------------------------------------<連載>
根橋玲子, 岸保行
「日台経済交流の礎を築いた人々 最終回 日台経済交流の温故知新―和信集団総裁故辜振甫氏・故辜濓松氏と
台隆集団元董事長黄政旺氏・現董事長黄教漳氏」pp. 453-468-----------------------------------------------------------------------<経営学輪講>
阿部真美, 張力, 羅麗斯
「なぜイノベーションは拡散しないのか?:専門家組織のもつ境界
―経営学輪講 Ferlie, Fitzgerald, Wood, and Hawkins (2005)」
pp. 469-488 Ferlie, Fitzgerald, Wood, and Hawkins (2005) は専門家組織としてのヘルス
ケア組織に焦点を当て、8事例のイノベーションを調査した研究である。その結
果、専門家組織でイノベーションの拡散が進まないのは、専門家や専門家によって作られる実践共同体の間に「社会的境界」と「認知的境界」があり、イノベーションがその境界を越えることができない場合であることがわかった。Ferlieら
の議論は後続研究においてさらに発展しているが、いまだに解決されていない課題や新たな解釈の可能性が残されているため、そこに今後の研究方向性がある。また、Ferlie et al. (2005) は複数事例を比較した質的研究の手本として取り
上げられることもあるが、その事例分析にはいくつかの問題が残っている。 キーワード:イノベーション、専門家、ヘルスケア、実践共同体、管轄権
![]()
特定非営利活動法人グローバルビジネスリサーチセンター(GBRC)
電話 050-3825-0915
E-mail info@gbrc.jp