GBRCニュース   2016.08.01

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今週のMERC丸の内院生ラウンジ
 お盆休み明け25日からは新シリーズ「今さら聞けない経営学」
 
「丸の内院生ラウンジ」とは?
 
 東京大学本郷キャンパスにある大学院経済学研究科 経営教育研究センター
(MERC)には、経営学を専攻する大学院生や大学院OBOG (つまり今や大学の先
)がたむろする「院生ラウンジ」があります。
 そこには、今さら先生にきけないような経営学の初歩を大学院生から手ほどき
してもらいに来る学部生もいれば、先輩たちのサロン的な議論の輪に入ろうとし
ている新人大学院生もいます。もちろん研究の最前線を目指した研究会もやりま
すし、時には、教授から思いがけずご高説を賜る場面もあります。
 その本郷の院生ラウンジの雰囲気を、そのまま丸の内に持ってきました。名付
けて「丸の内院生ラウンジ」。あなたものぞいてみませんか。そして輪に入りま
せんか。学生も社会人も大歓迎。
 
7月〜9月の毎週木曜日18時〜
丸の内三菱ビル10階 コンファレンススクエア・エムプラスで開催いたします。
開催場所や申し込み方法はこちらです。
http://merc.e.u-tokyo.ac.jp/marunouchi_seminar/access.html
http://merc.e.u-tokyo.ac.jp/marunouchi_seminar/saizensen.html
 
今週のプログラムは次の通りです。
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201684() 19:0020:30
 
大木清弘 氏 (東京大学大学院 経済学研究科 講師)
 
講演テーマ:
国際経営からみる日本企業の硬直性:なぜ企業は変わらないのか?
 
概要:
 変わらない日本企業、変化の遅い日本企業−近年こんな日本企業批判をよく聞
きます。講義者が専門とする国際経営の分野でもそんな日本企業の姿が観察され
ます。「本社が集中的に権限を持つ」「日本の製品をそのまま海外に投入する」
「海外で日本人がマネジメントの中枢を占める」といった日本企業の「本国中心
主義」は1970年代から指摘され、1980年代から改めるべきと国内外の研究者か
ら批判されてきました。しかしその後30年経った日本企業は未だに、「日本の技
術を重視しすぎている」「日本人が中心で海外人材を上手く活用できていない」
というように、同種の批判をされ続けています。日本企業が「変われる企業」に
なるためには、なぜ企業は変わらないのかを考えなければならないでしょう。
そこでこの講義では、日本企業の国際経営において変わらなかった「本国中心主
義」について、なぜそのような状態になったのか、なぜそれが批判されるのかを
経営学の主要研究から説明した上で、なぜそれが変わらなかったのかに関する筆
者の研究や仮説を提示します。そのうえで、参加者自身の「企業の硬直性を感じ
た経験」を共有し、なぜ企業は変わらないのか、変えるためにはどうすればよい
のかについて議論を行います。こうした議論を通じて、日本企業が「変われる企
業」になるための一助となることを目指します。
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お盆休みをはさんで825日からは新シリーズ
「今さら聞けない経営学」
http://merc.e.u-tokyo.ac.jp/marunouchi_seminar/imasara.html
が始まります。このシリーズは、東京大学大学院経済学研究科の大学院生が中心
となり、今さら聞けないと思われるような経営学に関する基礎的なトピックを講
義します。テーマに合わせて各自簡単に作業を行うワークショップを行います。
講師が大学院生なので、ごく初歩的なことも含めて、気楽に質問しやすいですよ。
経営学のフレームワークを身近に感じていただければ幸いです。
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主催: 東京大学大学院 経済学研究科 経営教育研究センター(MERC)
共催: GBRC
後援: 三菱地所株式会社

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