GBRCニュース   2005.09.12

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『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.4, No.8 発行!!

      ダウンロード数ランキングも更新 

 

『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.4, No.8が発行されました。

http://www.gbrc.jp/GBRC.files/journal/amr/index.html

目次と要約は下記の通りです。研究会報告は無料でダウンロードできます。

 

1. 富田 純一  pp. 399-416

 〔連載:ケース研究  機能性化学品の製品開発〕第二回

 「高屈折率メガネレンズ材料の製品開発と競争優位

   ―三井化学「MR-6」―」

 三井化学が1987年に上市した高屈折率メガネレンズ材料「MR-6」は、国内のプ

ラスチックレンズの普及を促した材料である。現在は高屈折率レンズの普及が遅

れていた欧米市場でも後続品が市場シェアを伸ばし、競争優位を獲得している。

こうした成果の背後には、新しい材料コンセプトの創出やユーザーとの緊密な連

携、連携を通じた評価技術の蓄積など製品開発の取り組みと、スイッチング・コ

ストや特許網構築、後続品の継続的投入などによる参入障壁形成といった戦略的

取り組みがあった。

キーワード:製品開発、評価技術の蓄積、競争優位

 

2. コンピュータ産業研究会 pp. 417-430

 田中 辰雄

 「ファイル交換は被害を与えているか?

   ―Winnyの社会的是非とネット配信への示唆―」

 コンテンツを保持する音楽・映画業界は、違法コピーによって著作権が脅かさ

れることを恐れ、ネット上の流通に消極的である。しかし、コピーが売上へどれ

ほど影響を与えるかは明らかではない。違法コピーが禁じられたとして、その

ユーザがオリジナルを買うとは限らないからである。本稿ではファイル交換ソフ

Winnyをとりあげ、これによる音楽CDのファイル交換がオリジナルCDの売上を

減少させているかどうかを調査した。結果、WinnyCD売上を減少させている証

拠は乏しく、仮に減少させているとしてもきわめて僅かであることが示された。

著作権保護の最適水準の立場からは、現状の著作権保護水準は過剰であり、少し

弱めた方が社会的厚生は高まる。またビジネスの立場からは、少々の違法コピー

は恐れずにネット配信に乗り出すべきである。

キーワード:デジタルコンテンツ、ファイル交換、著作権の最適水準、ネット配

 

3. 社会ネットワーク研究会 pp. 431-444

 地引 泰人

 「社会ネットワーク分析を用いた

   財務省・NGO定期協議におけるNGOの地位の分析」

 NGOは会議や様々な協議制度において実際にどのような「地位」を占めているの

だろうか。本研究では、第25回財務省・NGO定期協議制度を事例として取り上

げ、この定期協議内で、誰がイニシアチブをとり協議を進めているのかを分析し

た。そして、「定期協議内において中心的に協議をリードするアクターが不在な

ため、NGOも財務省も協議制度内で明確なイニシアチブを取れないでいる」、とい

う仮説の検証を行った。

キーワード:NGOの地位、社会ネットワーク分析、財務省・NGO定期協議制度

 

また『赤門マネジメント・レビュー』(AMR)のダウンロード数ランキングも更

新しました。

http://www.gbrc.jp/GBRC.files/journal/amr/rank.html

このうち、有料コンテンツ・ダウンロード数(累計)ランキングの部分をご紹介し

ます。ライブ感を出すために、ニューズレターの読者のため特別に、( )内に先

(2005年7月25日現在)のランキングと1ヶ月間のダウンロード数も入れてみまし

た。

 

1 (1→) 高橋伸夫 「論説:日本型年功制の再評価」 559 (+13)

2 (2→) 高橋伸夫 「連載:英文論文のススメ」 480 (+15)

3 (3→) 藤本隆宏 「連載:Field-Based Research Methods」 460 (+16)

4 (5↑) 高橋伸夫・新宅純二郎 「Resource-Based Viewの形成」 392 (+24)

5 (4↓) 高橋伸夫 「連載:ぬるま湯的体質の研究が出来るまで」 386 (+9)

6 (6→) 高橋伸夫 「ペンローズ『会社成長の理論』を読む」 356 (+28)

7 (8↑) 藤本隆宏 「新製品開発組織と競争力」 310 (+17)

8 (7↓) 森 摂 「潮流2003 第五回 2006年問題の衝撃(下)」 306 (+1)

9 (9→) 阿部 誠 「連載:消費者行動のメカニズムを探る」 267 (+5)

10(10→) 森 摂 「潮流2003 第四回 2006年問題の衝撃(上)」 231 (+1)

 

無料コンテンツ・ダウンロード数(累計)ランキングもご紹介しましょう。

 

1 (1→) 小川紘一 「光ディスク産業のビジネス・アーキテクチャとその変遷」

    1067 (+56)

2 (2→) 藤本隆宏 「生産システムの進化論」 1043 (+36)

3 (3→) g新部 裕 「フリーソフトウェア活動と国際協力」 848 (+10)

4 (4→) 原田信行 「日本におけるコンテンツ産業の可能性」 818 (+21)

5 (6→) 林 隆一 「電子部品企業のビジネスモデル」 771 (+20)

6 (5→) 田中辰雄 「携帯電話産業におけるネットワーク外部性の実証」

    759 (+16)

7 (7→) 松原義継 「あるビデオゲームの開発事例」 748 (+18)

8 (8→) 椙山泰生・太田原準「中国企業の競争力と製品アーキテクチャ」

    725 (+19)

9 (9→) 金光 淳  「社会ネットワーク分析パッケージSociometorica

    718 (+79)

10(10→)枷場博文 「境界と限界を超えるコミュニティ・イノベーション」

    683 (+32)

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