東京大学ものづくり経営研究センター
2014 年 13 巻 7 号 p. 247-262
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従来の経営倫理や国際経営の研究では、経営理念の策定と浸透によって、組織や個人を管理することに主眼を置いていた。しかし、本稿で取り上げた小松製作所の経営理念(「コマツウェイ」)の策定と浸透プロセスの事例から、海外拠点の経営を任せる人材を育成するために経営理念を浸透させる場合もあることが示唆された。さらに、「コマツウェイ」は不変のものではなく、状況に応じて改訂されていた。そのプロセスにおいて、日本本社だけでなく海外拠点の働きかけもあった。
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