東京大学大学院経済学研究科
2014 年 13 巻 2 号 p. 53-76
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
山形県のニット糸・ニット製品メーカーである佐藤繊維は、1990 年代以降、下請賃加工型のビジネスモデルから、自社で開発したブランドの製造販売を行う事業へ転換した。同時に、海外市場進出を積極的に進めており、海外での事業を梃子として、本国事業が成長するプロセスが観察される。本稿では、こうした転換のプロセスを記述するとともに、佐藤繊維の海外市場向け事業と本国事業の相互作用を分析する。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら