2009 年 8 巻 7 号 p. 409-416
ハイテク家電産業では市場の飽和、価格下落の継続進行といった状況に直面しており、製品のコモディティー化が懸念されている。このような中、セットメーカー各社は高機能化を目指しながらも、企業内での製品プラットフォーム化による効率性の追求を行っている。このようなプラットフォーム化のもと、全体最適な製品開発を行っていくためには、どこをプラットフォーム化するかを明らかにしながら、マーケティングや技術戦略を明確にし、製品開発プロセスを変革していかなければならない。そしてこのような変革のためには、組織改革や意識改革が必要である。