赤門マネジメント・レビュー
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コンピュータ産業研究会報告
多国籍企業における海外工場の環境適応
HDD産業の事例より
大木 清弘
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2008 年 7 巻 6 号 p. 419-450

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抄録

HDD産業は1980年代、1990年代、2000年代と経営環境が変化した産業である。そのため、変化した経営環境の中でHDDメーカに求められる能力が変化し、それに対応できない企業は競争優位を失っていった。本報告では2000年以降の2.5インチ以下のHDDの経営環境の変化に着目し、2000年代において2.5インチ以下のHDDを製造する海外工場の製造能力がより重視されていったことを明らかにする。そして海外工場の能力を環境に十分に適応させることができなかった企業のケースを紹介し、海外工場の能力を環境に適応させることが容易となる多国籍企業の組織体制について議論する。

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© 2008 特定非営利活動法人 グローバルビジネスリサーチセンター
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