立命館大学大学院社会学研究科
2006 年 5 巻 2 号 p. 77-92
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
地域通貨組織の活動が生み出す種々の社会的効果は、会員間の取引において生じる人と人との関係構造から創発される。にもかかわらず、地域通貨の取引に社会ネットワーク分析を応用した研究事例は、ほぼみられない。本稿では、LETS方式の地域通貨を媒介したネットワークの期待値と考えられる自律分散型構造を検証することを通じて、社会的効果の創発メカニズムを関係構造から解明する研究の端緒となることを試みる。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら