2015 年 14 巻 4 号 p. 237-242
デジタル技術は報道の現場をどう変えたのか。ニュースの端緒をつかみ、取材し、記事を書き、見出しをつけ、紙面にパッケージ化し、読者に届ける。そのすべての局面で日々新しい手法が生まれ、導入されている。最先端だった表現が1年で色あせる日進月歩のデジタルジャーナリズム時代。ツイッターや「投稿マップ」を通じた読者との双方向企画、記事・写真・動画などを組み合わせたパララックスページ、データジャーナリズムなどに取り組んできた経験から、その豊かな可能性と直面している課題を考える。