2011 年 10 巻 5 号 p. 397-418
現在、IT産業においては、GoogleやAmazonの提供するクラウドコンピューティングが大きな競争力を有しつつある。クラウドをプライベートクラウドと、パブリッククラウドに分けることによって、パブリッククラウドの領域で競争力をもつ、GoogleやAmazonの有する分散並列技術の重要性について触れ、同時に、プライベートクラウドの領域で必要となる能力に触れる。最後に、今後のクラウドでは、スマートフュージョンプラットフォームが重要となってくることを、いくつかの例によって説明を行う。